仏事を延ばしてはいけない?

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仏事を延ばしてはいけない?

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2017/10/16 仏事を延ばしてはいけない?

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大阪市西淀川区、兵庫県西宮市のお参りでした。

 

結婚式などの祝い事は延期してもかまわないが、年忌法要などの仏事は延ばしてはいけないなどと言われることがあります。

なぜそんなことを・・・・・・

それは、仏事の七七日(しちしちにち)の四十九日(しじゅうくにち)の法要から言われたことかもしれません。

人が亡くなってから四十九日の間を中陰(ちゅういん)または中有(ちゅうゆう)と言い、極楽へ生まれ変わるための大事な期間とされています。

そして、四十九日目を満中陰(まんちゅういん)と言い、この日に成仏していただくこととなるのです。

この四十九日にはこんな云われがあります。

たとえば、10月の13日までに亡くなった場合、49日目は11月の末日以前で、その期間は2ヵ月以内となります。

しかし、10月の14日以降になると49日目は12月以降と3ヵ月にまたがってしまいます。

これを、“始終苦が身につく”(しじゅうくがみにつく)と言って禁忌にする考えがあります。

始終苦=四十九、身につく=三月にわたる、苦しみが年中つきまとうと解釈するわけです。

ですから、3ヵ月にまたがる四十九日の場合には、五七日(ごしちにち)の三十五日に切り上げ法要することが多々あります。

これは仏教的な意味ではなく、単なる語呂合わせの俗説なのですが、民間に広く浸透し、四十九日ばかりでなく、仏事全般を延ばしてはいけないといわれるようになったのでしょう。

 

先祖の命日をうっかり忘れていても、成仏された先祖が怒るなんてことがあるはずもありません。

そんな時はご寺院に相談して、お経はいただきたいものでね。

 

因みに、四十九日の数え方は命日の当日から数えまが、関西では“逮夜(たいや)”【命日の前日の夜のこと】の風習から、命日の前日から数えます。

つまり、逮夜の中陰の数え方は1日早くなるのです。

 

 

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