満中陰(四十九日)に供える 傘餅

浄土門 時宗 光明寺

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満中陰(四十九日)に供える 傘餅

つぶやき

2017/11/24 満中陰(四十九日)に供える 傘餅

傘餅

大阪市西淀川区、淀川区のお参りでした。

 

四十九日(満中陰)とは・・・・・

仏教の世界では生を終えてもすぐにあの世へ行けるというわけではありません。

四十九日間は中陰(この世とあの世の中間の世界。中有とも)を漂い、四十九日目の満中陰にしてようやくあの世の世界での生をうけるといわれています。

死者にとっては死後の運命が決まる日ですから、僧侶や近親者を招いての特に重要な法要となります。

 

その忌明けの満中陰(49日)にお供えするお餅があります。

“傘餅”“笠餅”とも書くようで、地域によっていわれも切り方も違うようです。

ですから、このつぶやきは当寺周辺のことで、私の経験による見解もあり、一概に共通しないことを前もって書いておきますね。

 

傘餅とは小さなお餅が7個かたまり、7段積んでいます。

これは七日ごとの初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、七七日を小餅で形に表したものです。

その上に乗っている大きな平餅、新仏の霊を表しているものでしょうか?

小餅一つを顔とし、大きな平餅を首、胴体、手、脚、足、笠、杖と切り分け人の姿を作ります。

笠をかぶり杖をついたお遍路さんの恰好です。

新仏が、極楽まで旅をしている姿です。

満中陰の法要で極楽の世界へ到達されますから、この世からお姿はなくなりますますので、お参りの皆さんで体は食べてもらいます。

新仏がこの世で積み重ねた徳がお餅に移られ、体の悪いところを食べたら良くなるといういわれがあります。

私のお決まりの話で、「こう言うと、顔が真っ先に無くなったりします・・・・」

お参りの皆さん「フフフ(小笑)」

それはさておき、体ではない、笠と杖はひもで縛り、外に出て屋根を超えるよう投げるといいます。

これは中陰の間、新仏の霊が家の軒先に居られるといういわれがあり、そこから居なくなったことを示す行為でしょうか?

人の一生を示すことから、一升のもち米から作るそうです。

 

この傘餅を法要後、皆さんの前で切ると初めて見た方がたくさんおられます。

この理にかなったお餅を切る行為が、お参りの方々には、印象深い49日法要となるのではないでしょうか。

 

当寺近くの傘餅の販売店はこちら

 

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