四諦(したい)とは苦を克服するための真理

浄土門 時宗 光明寺

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四諦(したい)とは苦を克服するための真理

仏事あ.ら.かると

2017/12/05 四諦(したい)とは苦を克服するための真理

四諦

今日は大阪市西淀川区へお参りさせていただきました。

 

苦を克服することが、仏教のスタートともいえます。

お釈迦さまは「人生は苦なり」と断言しておられます。

しかし、「苦から逃避せよ」とはいわず「苦を克服せよ」といっておられます。

 

克服するためには、まず苦の原因を突き詰めなければなりません。

そうしなければ対策がたてられないということです。

仏教では苦の克服法として四つの真理をあげています。

これを「四諦(したい)」または「四聖諦(ししょうたい)」といっています。

 

「諦」とは「真理」という意味で、明らかにするということです。

苦悩や迷いの原因を明らかにして、その治療に役立てようということなのです。

その四つの真理とは

・苦諦(くたい)-人生は苦であり、自分の思い通りにならない

・集諦(じったい)-この世に存在するものは無常であり、それを知らないから欲望が生まれ、苦の原因をうむ

・滅諦(めったい)ー煩悩が消え、苦を滅した境地が涅槃である

・道諦(どうたい)ー涅槃の境地に至るには、修行する道筋がある

 

現在では「諦」を「明らかにする」ではなく「あきらめる」の意味として使うことが多く、「諦観(ていかん)」は諦めることですが、仏教に由来する「諦観(たいかん)」は、はっきりと詳しく見るという意味です。

 

「道諦」の修行する道筋が、お釈迦様が示した修行法である「八正道(はっしょうどう)」へと続きます。

 

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