観音菩薩

浄土門 時宗 光明寺

06-6472-4867

〒555-0032 大阪府大阪市西淀川区大和田5-17-7

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観音菩薩

仏事あ.ら.かると

2018/02/28 観音菩薩

観音菩薩

注)観音菩薩を説明しているページで、当寺が仏像を安置しているわけではございません。

大阪市淀川区、西淀川区へお参りさせていただきました。

 

「観音菩薩(かんのんぼさつ)」とはいわゆる“観音さま”のことで、「聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)」ともいいます。

正式な名称は「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」または「観自在菩薩(かんじざいぼさつ)」といいます。

観音は梵語で「アバロキティシュヴァラ」といい、いくつかの漢訳があります。

「西遊記」のモデルとなった、7世紀の唐代の僧・玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)以降の新訳の仏典では「観自在菩薩」と訳されます。

一方、「法華経(ほけきょう)」を訳した5世紀の西域僧・鳩摩羅什(くまらじゅう)の旧訳の仏典では「観世音菩薩」と訳されています。

観音菩薩が人々の人気を得たのは、この「法華経(ほけきょう)」が世間に広まったことによります。

「法華経」の中の普門品(ふもんぼん)第二十五が「観音経」と称され、観音菩薩がさまざまに姿を変え衆生を救うという三十三応現身(おうげんしん)を説いています。

“観”とは見てとる、“音”とは声・・・つまり、私たちの声をすべて見てとり、自在に救済してくれるということです。

母親のやさしさになぞらえて、女性的な姿であるのは仏の慈悲を表しているからです。

観音菩薩は一切の苦しみから慈悲をもって救う菩薩で、諸菩薩の中で最も広く信仰されているといってもよいでしょう。

 

勢至菩薩(せいしぼさつ)とともに阿弥陀如来の脇侍(きょうじ)として従い、往生した者が阿弥陀如来に導かれて西方浄土に来迎する際には観音菩薩が往生者を蓮台に乗せて運ぶため、来迎思想のブームとともに観音信仰も高まっていきました。

観音菩薩のかぶる宝冠には、阿弥陀如来がいることで知られています。

これは観音菩薩が阿弥陀如来より「次に生まれ変わる仏になるだろう」とい予言を受けた「一生補処(いっしょうふしょ)の菩薩」であることを示しています。

一般的な像は人間そのままの姿をしており、左手には蓮のつぼみ「未敷蓮華(みぶれんげ)」を持つています。

これは私たちが本来持つ、いまだ開いていない仏の心を表し、右手でこれを開こうとする姿勢をとっています。

 

観音菩薩像にはさまざまな種類があります

十一面観音
世の中のすみずみまで360度見渡して救おうとする思いが姿形に現れ、手にはまだ開花していない蓮華や不老不死をもたらす甘露の入った水瓶を携えています。

千手観音
あまねく見渡すだけでなく、救いの手を自在に差し伸べようと千本の手それぞれの手のひらに眼を持っています。

 

浄土門 時宗 光明寺

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