お日柄とは(六曜)

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お日柄とは(六曜)

仏事あ.ら.かると

2017/08/01 お日柄とは(六曜)

六曜付きカレンダー

カレンダーのほとんどには六曜が記載されているが‥‥

お日柄とは(六曜とは)ふだんまったく意識していなくとも、慶事・凶事になるとだれもが気にするのがこの「お日柄」。カレンダーには必ずといっていいほど赤口、大安、仏滅、先負、友引、先勝の「六曜」が記されている。中でも「仏滅」は「お釈迦さまの命日」とされ、あえてこの日に結婚式をあげるカップルは少ない。

 

六曜は中国で発祥し、日本では14世紀に足利貴族の間で流行したのが始まりとされている。その後、月火水木金土日の「七曜」が有名になり、混同を避けるため「六輝(ろっき)」とも呼ばれる。

 

月の満ち欠けを基準にした旧暦のカレンダー上で月ごとにスタートの曜日が決まっており、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で繰り返す。旧暦では規則的なのだが、これを現代の新暦のカレンダー上で見ると、途中で繰り返しが途切れたりして、なにやら意味ありげに見える。

 

しかし、「赤口」以外の名称は時代とともに変わっており、解釈はもちろん順番さえ途中で入れ替わっている。「仏滅」も、「空亡(くうぼう)」「虚亡(こもう)」が「物滅」となり、「仏」の字が当てられたもの。お釈迦さまが亡くなったとされる旧暦の2月15日は必ず「仏滅」になるが、2月1日が友引と決まっているため、偶然そうなるにすぎない。

 

したがって、この六曜の意味は仏教とは関係なく迷信、俗説であるといえるだろう。

 

現代では友引に葬儀を敬遠する人は多いが、それ以外の仏事でお日柄を気にする人は少ない。

 

法事などは休日に集中するため、お日柄よりも寺院や参列者の都合と命日とを兼ね合わせて決めるのが一般的である。

 

お墓の建立・開眼や仏壇の購入・開眼は慶事とされ、大安がよいともされているが、実情は納骨や法事(満中陰や年忌法要など)と一緒にすることが多いため必ずしもそうではない。

 

余談だが、法事でも五十回忌の“弔い上げ”だけは慶事とされ、赤いロウソクで赤飯や紅白餅などを供えて執り行われることがある。

六曜とは
現在の六曜 読み方 昔の六曜 基準日(旧暦) 一般的な意味
先 勝 せんかち/せんしょう/さきかち 速喜/則吉 正月.7月の1日 先んずれは勝つ。

 

午前中は吉、午後は凶。

友 引 ともびき/ゆういん 留速/流速 2月.8月の1日 凶事が友に及ぶ。祝い事は良し。凶事は悪し。午前中は吉、正午は凶、夕方は吉。
先 負 せんまけ/せんぷ/せんぶ/さきまけ 周吉/小吉 3月.9月の1日 先んずれば負ける。何事も控えめに。急用、争い事、公事を避け、静かに待つ。午前中は凶、午後は吉。
仏 滅 ぶつめつ 空亡/虚亡/物滅 4月.10月の1日 仏も滅するほどの凶日。

 

万事に凶。

大 安 たいあん/だいあん 大安/泰安 5月.11月の1日 旅立ち、移転、開店、結婚など、万事良し。
赤 口 しゃっく/じゃっく/じゃっこう/せきぐち 赤口 6月.12月の1日 凶。赤口神という鬼神が災いをもたらす。赤口神が休む正午前後(午の刻)のみ吉。祝い事は悪し。火の元や刃物に注意。

 

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