日本人で唯一の三蔵法師 霊仙(りょうせん)

浄土門 時宗 光明寺

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〒555-0032 大阪府大阪市西淀川区大和田5-17-7

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日本人で唯一の三蔵法師 霊仙(りょうせん)

仏事あ.ら.かると

2018/03/29 日本人で唯一の三蔵法師 霊仙(りょうせん)

三蔵法師

大阪市淀川区、西淀川区へのお参りでした。

 

三蔵法師(さんぞうほうし)といえば「西遊記」の主人公を思い浮かべる人が多いはずです。

7世紀の中国に実在した玄奘(げんじょう)という僧侶がモデルとなっています。

しかし、三蔵法師と呼ばれている人は他にも大勢いるのです。

三蔵法師とは、お経の三つのジャンルの経・律・論を読破して、仏教の奥義に精通している高僧を尊称している呼び方なのです。

中国の歴代の皇帝から与えられる、現存する仏典を翻訳した訳経三蔵は150人以上にもなります。

中でも羅什(らじゅう)三蔵(鳩摩羅什344~413ころ)、真諦(しんたい)三蔵(499~569)、玄奘三蔵(600~664)、不空(ふくう)三蔵(705~774)の四人は「四大翻訳家」として重んじられています。

この中でも特に玄奘三蔵の功績が大きいことから、三蔵法師の代名詞となったのです。

 

それらの三蔵法師の中に、日本人で唯一の僧侶がおられます。

それは興福寺の霊仙(りょうせん)三蔵(759~827ころ)という学僧です。

平安時代のはじめの804年に最澄や空海と同じ遣唐使で、長く中国に留まって訳経事業に携わりました。

その功績が認められ、憲宗皇帝(けんそうこうてい)から三蔵の称号を賜りました。

霊仙三蔵が翻訳した「大乗本生心地観経(だいじょうほんじょうしんじかんぎょう)」という経典は滋賀県の石山寺(いしやまでら)に収められています。

 

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