法要の由来である十王信仰とは

浄土門 時宗 光明寺

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法要の由来である十王信仰とは

仏事あ.ら.かると

2018/05/19 法要の由来である十王信仰とは

法要の由来 十王信仰

大阪市福島区へお参りさせていただきました。

 

追善供養の法要は初七日から始まって四十九日までと、それ以降の年忌法要に分けられます。

四十九日までの中陰法要は古代インドの死者儀礼が原型となっています。

それに対し、百か日、一周忌、三回忌は儒教にもとづいて、中国でもうけられた儀式となります。

全部で十回あるところから十仏事といわれます。

さらに日本では七回忌、十三回忌、三十三回忌をくわえて十三仏事となりました。

その後も、ご縁を大切にし、先祖に感謝し、追善回向を目的として日本では多くの仏事がもうけられました。

 

・十王信仰(じゅうおうしんこう)とは

10世紀の中国で書かれた「十王経」には、冥土で死者の罪を裁く10人の王のことが説かれています。

これが追善供養の由来となりました。

秦広王から転輪王まで10回の審査を受け、一般には四十九日にあたる7回目の審判で転生します。

それぞれの仏事に割り当てられた如来菩薩がおり、日本ではさらに三仏が加わり、十三仏事とも呼ばれます。

 

・忌日と十三王・十三仏

初七日ー秦広王(しんこうおう)<不動明王>

二七日ー初江王(しょこうおう)<釈迦如来>

三七日ー宋帝王(そうたいおう)<文殊菩薩>

四七日ー伍官王(ごかんおう)<普賢菩薩>

五七日ー閻魔王(えんまおう)<地蔵菩薩>

六七日ー変成王(へんじょうおう)<弥勒菩薩>

七七日(四十九日)ー太山王(たいざんおう)<薬師如来>

百か日ー平等王(びょうどうおう)<観世音菩薩>

一周忌ー都市王(としおう)<勢至菩薩>

三回忌ー輪転王(りんてんおう)<阿弥陀如来>

七回忌ー蓮華王(れんげおう)<阿閦如来>

十三回忌ー慈恩王(じおんおう)<大日如来>

三十三回忌ー祇園王(ぎおんおう)<虚空蔵菩薩>

 

浄土門 時宗 光明寺

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