放生会とは鳥や魚を供養する法会

浄土門 時宗 光明寺

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放生会とは鳥や魚を供養する法会

仏事あ.ら.かると

2018/11/02 放生会とは鳥や魚を供養する法会

放生会

仏教では不殺生戒(生き物を殺さないという戒律)があり、肉や魚などの生臭ものを使わない精進料理はそこから発達しました。

そして、日頃の殺生を反省し、生き物の生命を尊重し供養するために鳥や魚を野山や池沼に放す「放生会(ほうじょうえ)」という法要が営まれるようになりました。

この放生会を行う池を「放生池(ほうじょうち)」といいます。

この習慣は中国から伝わり、持統(じとう)天皇の三年(689)には近畿地方を中心に数か所の殺生禁止の池が定められました。

その池では鳥獣や魚介類の捕獲が禁じられ、放生会が行われたといいます。

これ以降、放生会が各地に普及し、寺院や神社の境内に放生池が設けられるようになりました。

しかし、近くに海や川がある寺院では放生池を設けることはありません。

時宗 総本山 遊行寺にも放生池が設けられ、五代将軍 徳川綱吉の「生類憐れみの令」の制定により、元禄七年(1694)に「江戸市中の金魚(赤色)銀魚(白色)を所持いたすものは、その数など正直に報告し差し出すべし」というおふれが出されました。

そして、江戸市中の金魚・銀魚が集められ、遊行寺の池に放生されました。

現在も、毎年、春季開山忌に放生会がこの池で行われています。

放生会は通常、旧暦の八月十五日に行われ、魚を池に放ってねんごろに供養されます。

現在では鰻やフグの調理人の参加が多いようです。

 

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