持蓮華とは蓮のつぼみの形をした法要持具

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持蓮華とは蓮のつぼみの形をした法要持具

仏事あ.ら.かると

2018/11/05 持蓮華とは蓮のつぼみの形をした法要持具

持蓮華

時宗独特の仏具に「持蓮華(じれんげ)」という持具があります。

浄土真宗でも持蓮華という法具があるようですが、まったく別のものです。

字のごとく、持つ蓮の花、それもつぼみをかたどった仏具です。

時宗の合掌は蓮のつぼみのようにふくらます形の未敷蓮華合掌(みぶれんげがっしょう)が基本です。

未敷蓮華合掌

 

蓮華(蓮の花)は仏教を象徴する花として知られています。

蓮華には水をはじく性質があり、池や沼の泥水の中から生え出て、泥水に染まることなく美しい花を咲かせます。

泥水を煩悩(迷い)にたとえて、蓮華は決して煩悩に汚されることのない仏の悟りを象徴しているからです。

 

また、「大阿弥陀経(だいあみだきょう)」という経典には、人は死後、阿弥陀如来に迎えられて極楽浄土へ昇り、そこの池に生えている蓮華の中に再生すると説かれています。

東大寺の大仏に代表される毘盧遮那仏は、花弁が千枚もある巨大な蓮の台座に座って法を説き、その千枚の花弁の一枚一枚には釈迦如来が一人ずついて、法を説いているとされています。

このように蓮華は仏教のシンボルとなっていますが、インドでは仏教が誕生する以前から人々に尊重されていました。

そして、現在でも蓮華はインドの国花として親しまれています。

 

持蓮華は蓮の開花ではなく、つぼみの形です。

これは、普通の花は咲いてから実をつけるのに対し、蓮はつぼみのうちから中に実をつけることから、仏性(一切の衆生が備えている、仏になれる本性)に例えられての形なのです。

 

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