四苦八苦

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四苦八苦

つぶやき

2017/11/22 四苦八苦

四苦八苦

今日は大阪市西淀川区、淀川区、兵庫県尼崎市のお参りでした。

 

「四苦八苦(しくはっく)」大変な苦労をした時などに使う四文字熟語ですが、仏教でいう八つの苦からきた言葉です。

この「四苦八苦」をつぶやかせていただきます。

 

お釈迦さまを修行へ駆り立てたのは「苦」が出発点でした。

生まれること、老いること、病むこと、死ぬことは自分の思い通りにはなりません。

誰もが逃れることのできない“生老病死”の四つの苦、生は生きる苦しみではなく、生まれる苦なのです。

どんな姿でどのような環境に生まれてくるかは、思い通りになりません。

身分制度が厳格だったインドでは、特に重要なことでした。

 

お釈迦さまは仏教の教義を初めて人々に説いた際(初転法輪)、前記の「四苦」に「愛別離苦(あいべつりく)」「怨憎会苦(おんぞうえく)」「求不得苦(ぐふとくく)」「五蘊盛苦(ごうんじょうく)」を加えて八苦としました。

 

・生ーどのように生まれてくるかは選べない

・老ー老いは誰にも避けられない

・病ー誰もが病気に悩まされる

・死ー死は誰にでも必ず訪れる

愛別離苦ーどんなに愛する人でも別れは必ずやってくる

怨憎会苦ー恨みや憎しみを抱いていても会わなければならない

求不得苦ー物や地位を求めても思い通りには得られない

五蘊盛苦ー心も体も煩悩を生じるもととなり自分の思い通りにならない

 

五蘊(ごうん)とは

・色(しき)-肉体・物質(目に見える形あるもの。常に変化し、老いていき、滅びる。)

・受(じゅ)-五感などの感覚(感じ方は常に変化し、心地よい感覚への欲望にかられ続ける。)

・想(そう)-知識・イメージ(自分を固執し自らレッテルを貼り、それにとらわれる。)

・行(ぎょう)-行動を生む意思(常に何かしたいと思い、それにとらわれる)

・識(しき)-認識する心のはたらき(心はいつも変化し続け、自分がみつからない)

 

これらを合わせて四苦八苦なのです。

お釈迦さまは、この世はすべてが苦であることを受け止めて、自分を苦しめている原因を探ることこそ、苦を乗り越える唯一の道であると説いています。

 

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