山門と三門

浄土門 時宗 光明寺

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山門と三門

仏事あ.ら.かると

2017/11/23 山門と三門

山門

大阪市西淀川区のお参りと満中陰(49日)の法要でした。

 

山門と三門、読み方は一緒ですが文字がちがいます。

いったいどんな意味があるのでしょう?

 

寺院の門は俗世間と仏道世界の大きな境界なんです。

そのために“三門”ということばが生まれました。

三門とは「三解脱門(さんげだつもん)」の意味で、涅槃(ねはん)に入る際に迷いから抜け出るために、空・無想・無作の三つの門をくぐらなければいけないとされています。

本来であればこの三門こそが寺院の門に採用されなければならないのでしょうが、実際にこれを用いているのは禅宗系の寺院だけのようです。

鎌倉時代に伽藍(がらん)正面の二重の※重層楼門(じゅうそうろうもん)左右に回廊の名残ともいうべき山廊をつけ、それが流行したためこの門だけを三門と呼ぶようになりました。

 

山門とはもともと寺院が山深い場所に建てられていたために付けられたのですが、後に平地に建てられた寺院でもそのまま山門と呼ぶようになりました。

寺院全体や宗派全体を指す場合もあります。

一般的に寺院の門は大門と呼ばれるものです。

総門ともいいますが、これが山門となります。

スタイルはさまざまですが、普通は八脚門(やつあしもん)と呼ばれるもので、前、中、後列それぞれに柱が横に四本、計十二本の柱がならぶ門で、中の柱が本柱で、前後の列は脚柱(きゃくちゅう)と呼ばれます。

規模の大きな寺院では、大門外側の領域に東大門・南大門・西大門・北大門を設けますが、南大門が一番大きくなります。

 

※重層楼門とはー二階造りの門で下層に屋根のないものが楼門。下層にも屋根のある造りが重層楼門。(上写真が重層楼門)

 

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