実在のお釈迦さま

浄土門 時宗 光明寺

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実在のお釈迦さま

仏事あ.ら.かると

2017/11/25 実在のお釈迦さま

お釈迦さま

今日は大阪市西淀川区、淀川区、兵庫県尼崎市へお参りでした。

 

お釈迦さまの生涯については長い間語り継がれてきましたが、お釈迦さまの実在の有無に関しては1898年までは確固たる証明はされていませんでした。

それよりも、信仰の対象としてのお釈迦さまの存在が重要なのではないでしょうか。

しかし、1898年にイギリス人のペッペという学者が仏塔の一つを発掘し、お釈迦さまの遺骨を納めたことを記した骨壺を発見しました。

これにより、お釈迦さまが実在したことを文献的にも考古学的にも証明されたわけです。

 

お釈迦さまがいつ生まれ、いつ亡くなったかについては確固たる証拠はありません。

さまざまな伝承や考古学的資料から、生存年代を紀元前463~383年の80年間とする学説が有力のようです。

お釈迦さまはインドの王族の子として生まれ、二十九歳で出家し、三十五歳のときに菩提樹の下で悟りを開かれました。

それから四十五年間に渡り、インド各地を巡って仏教の教えを広められました。

お釈迦さまのもとには多くの弟子や在家信者が集まり、仏教は大発展します。

そして、お釈迦さまは八十歳のときに沙羅双樹の下で弟子たちに遺訓を残して入滅されました。

当寺のインドではさまざまな部族がお釈迦さまを信奉していましたが、お釈迦さまが亡くなるとその遺骨をどの部族がまつるかで争いが起こりました。

そこで、協議の結果、主要な八部族に分骨され、それぞれの国に仏塔が建てられ、丁重にまつたれたといいます。

その二百年ほど後にインドを統一して仏教を保護したアショーカ王はこれらの仏塔を発掘し、遺骨を細かく分けて八万四千の塔を建ててまつったとされています。

 

遠い昔、インドで始まった仏教は中国、朝鮮半島を経由して日本に伝えられました。

日本では独自の発展をたどり、今日も多くの人々の心のよりどころとなっています。

そして、ペッペが発掘したお釈迦さまの遺骨の一部は、初めは仏教国タイにもたらされましたが、明治三十五年(1902)にタイ国王より日本へ送られ、愛知県名古屋市の日泰寺(にったいじ)に安置されています。

 

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