須菩提は解空第一の釈迦十大弟子

今日は西淀川区のお参りでした。

経典にはお釈迦さまの存命中に1250人もの出家した弟子がいたと説かれています。

その中でも特に優れた弟子を「十大弟子（じゅうだいでし）」といい、お釈迦さま亡き後は彼らが教団をまとめて仏教を広めていきました。

【十大弟子】舎利弗・目連・摩訶迦葉・阿那律・須菩提・富楼那・優婆離・迦旃延・羅睺羅・阿難陀

・解空第一（げくうだいいち）：須菩提（しゅぼだい）/スブーティ

須菩提の叔父はお釈迦さまに祇園精舎を寄進した須達（スダッタ）長者で、須菩提は祇園精舎を献納した時のお釈迦さまの教えを聞いたことがきっかけで弟子となりました。

あるときに王舎城で仏法を説いていた須菩提の話に感激したビンビザーラ王は、彼に小屋を寄進しました。

しかし、なにかの手違いで屋根のない小屋ができてしまいましたが、須菩提はそれにこだわることなく住んでいました。

ところが、須菩提が住んでから何か月も雨が降らず、多くの農民が困り果てます。

人々は天が須菩提の徳に対して雨を降らせないのだと噂しました。

それを聞いた王が、すぐに屋根を取り付けたところ、すぐに雨が降り出しました。

解空第一とは、お釈迦さまの「空」の教えを最も良く理解していたことからそう呼ばれるようになりました。

～説法第一の富楼那につづく・・・・・