霊場めぐり・巡礼

浄土門 時宗 光明寺

06-6472-4867

〒555-0032 大阪府大阪市西淀川区大和田5-17-7

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霊場めぐり・巡礼

仏事あ.ら.かると

2017/11/02 霊場めぐり・巡礼

霊場めぐり、巡礼

今日は兵庫県西宮市、大阪府堺市、大阪市西淀川区、淀川区のお参りでした。

 

霊場(霊地とも)とは、宗教的霊験のある場所のことで、仏や菩薩や祖師などのゆかりの寺院のことです。

これらの霊場を次々に参拝して回ることを“霊場めぐり”“巡礼(順礼とも)”といいます。

観音信仰が盛んになった平安中期以降、一部の修行者が行っていましたが、江戸時代に入り庶民に広がっていきました。

 

●四国八十八か所

真言宗の開祖、弘法大師(空海)の修行の遺跡で四国4県にまたがり、全行程は1,400㌔にもなります。

歩いて60日以上、交通機関を利用しても10日はかかります。

この霊場巡りをする人を特に“遍路(へんろ)”といい、背に「南無遍照金剛(なむへんじょうこんごう)」と書いた白衣(ひゃくえ)【笈摺(おいずる)】を着て、弘法大師の分身としての金剛杖と数珠を持ち、手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)に白地下足袋(しろじかたび)といったいでたちで巡礼します。

菅笠(すげがさ)には「迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何処有南北」、住所氏名、「同行二人」と書きます。

徳島県の霊山寺(りょうぜんじ)から回りますが、各県の霊場にはそれぞれ意味があります。

阿波の国、徳島県は発心(ほっしん)、土佐の国、高知県は修行、伊予の国、愛媛県は菩提、讃岐の国、香川県は涅槃の道場という意味です。

 

●西国三十三か所

観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)を安置している三十三か所の霊場で、“西国札所”、“西国三十三観音”ともいいます。

その数は「法華経」に由来し、観世音菩薩は三十三身に化身し、観音を念ずるあらゆるところで衆生を救いたまう、というくだりからきたものです。

各地に三十三か所観音霊場がありますが、平安時代に確立された西国が一番古いとされています。

コースは和歌山県の「青岸渡寺(せいがんとじ)」から、大阪府、奈良県、京都府と回り、再び大阪府、兵庫県、また京都府に入り、滋賀県を回って、最後は岐阜県の「華厳寺(けごんじ)」となります。

各霊場には御詠歌があり、巡礼者はこれを唱えます。

この霊場を回ることを“西国巡礼”または“西国を打つ”といいます。

 

●坂東三十三か所

源頼朝は常に高さ6センチの観音像を持ち歩いたといわれています。

その影響から、関東一円に観音信仰が広がりました。

コースは関東地方1都6県にまたがり、一番は鎌倉の「杉本寺」です。

頼朝の大姫が大病患い回復した時に、頼朝自ら加護を感謝し参詣したことから、一番になりました。

 

●秩父三十四か所

埼玉県の秩父に小ぢんまりとしています。

この霊場は江戸時代、西国三十三か所、坂東三十三か所と合わせて「百所観音霊場」(日本百観音とも)となりました。

秩父の三十四番目の「水潜寺」が百所の結番で、この寺院の洞窟の「胎内くぐり」で百所を巡礼したことになります。

 

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