大正新脩大蔵経とは最もポピュラーな大蔵経

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大正新脩大蔵経とは最もポピュラーな大蔵経

仏事あ.ら.かると

2018/02/15 大正新脩大蔵経とは最もポピュラーな大蔵経

大蔵経

本日は大阪市西淀川区、浪速区のお参りでした。

 

仏教経典を集成したものを「大蔵経(だいぞうきょう)」もしくは「一切経(いっさいきよう)」といいます。

中国では宋の時代に南北で十数回、大蔵経が刊行されました。

日本では十六世紀末に中国で刊行された「万暦版大蔵経(まんれきばんだいぞうきよう)」をそのまま復刻し、1681(天和元)年に「黄檗版大蔵経(おうばくばんだいぞうきょう)」が刊行されました。

その30年ほど前にも「天海版大蔵経(てんかいばんだいぞうきょう)」が刊行されましたが、どちたも広く普及されませんでした。

明治になると「高麗版大蔵経(こうらいばんだいぞうきょう)」と「万暦版大蔵経」の二大大蔵経を統合した完全なる大蔵経刊行に向けて研究がはじまりました。

そして刊行されたのが、「大日本校訂大蔵経(だいにほんこうていだいぞうきょう)」を最初に「大日本校訂訓点大蔵経(だいにほんこうていくんてんだいぞうきょう)」(別称 卍字蔵経まんじぞうきょう)そして「大正新脩大蔵経(たいしょうしんしゅうだいぞうきょう)」です。

なかでも「大正新脩大蔵経」は、現在でも世界の仏教学者が使用するポピュラーな大蔵経です。

 

「大正新脩大蔵経」とは、インド語から翻訳されたもの32巻、中国撰述のもの23巻、日本撰述のもの30巻、図像12巻、総目録3巻、全100巻3360部からなっています。

高楠順次郎(たかくすじゅんじろう)氏、渡辺海旭(わたなべかいきょく)氏の監修により1924(大正13)年から1934(昭和9)年の間に刊行されました。

その特徴は、これまでの大蔵経の大乗、小乗経律論の区分ではなく、お経の古いものから歴史的順序によって配列し、数多くの注記などで学問的配慮がなされていることです。

翻訳文献の集成でこれほどの量を収めたものは、他に類を見ないといわれています。

 

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