涅槃寂静【三法印】縁起の理法③

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涅槃寂静【三法印】縁起の理法③

仏事あ.ら.かると

2017/12/28 涅槃寂静【三法印】縁起の理法③

大阪市北区、西淀川区へ仏参させていただきました。

 

お釈迦さまの説いた教えの特徴は三法印(さんぼういん)にまとめられます。

諸行無常(しょぎょうむじょう)”、“諸法無我(しょほうむが)”、“涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)”を「三法印」といい、お釈迦さが悟った「縁起の理法」の内容となります。

 

・澄んだ池のような穏やかな境地~涅槃寂静

この世に変化しないものはなく(諸行無常)、すべての物事は相互関係の中で成り立ち、実体を持った「我」は存在しない(諸法無我)という心理を理解し、苦に満ちた世界(一切皆苦)を超えて理想の状態を目指すのが仏教の教えです。

これらの「縁起」の真理を知れば、こだわりもなく、迷いも悩みもなく、心は澄んだ池の鏡のごとく静かになって、あらゆるものをありのままに正しく写すことができます。

これが「涅槃寂静」の境地です。

 

「涅槃」とはサンスクリット語の「ニルヴァーナ」の訳で、「悟り」の境地をも意味します。

「ニルヴァーナ」はもともと「炎を吹き消す」という意味で、荒れ狂う煩悩が吹き消された穏やかな状態を表し、「寂静」とは苦や迷い、煩悩のない境地を表します。

お釈迦さまが亡くなることも「涅槃」、あるいは完全な涅槃という意味で「般涅槃」といわれます。

ニルヴァーナは「滅」とも訳されるため、お釈迦さまが亡くなることを「入滅」とも称します。

 

いろいろな言葉で表現しますが、苦に満ちた世界から抜け出すことを「解脱(げだつ)する」「悟る」「涅槃に入る」といい、苦を抜け出した心穏やかな状態が「涅槃」「悟りの境地」なのです。

「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」の三法印に「一切皆苦(いっさいかいく)」を加え、「四法印(しほういん)」と称することもあります。

 

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