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【神仏習合】神道と仏教の融合
本日は大阪市西淀川区、大正区の仏参でした。
日本には古来より自然の霊的な力を信仰する「神道」が存在しています。
“八百万の神(やおよろずのかみ)”といわれる崇拝対象は、自然物を神格化したもので、丁寧に祀ると恩恵を与えてもらえるが、ないがしろにすると祟りをこうむるとされていました。
仏教伝来当時には、もめごともありましたが、ほどなく仏教と神道は融合していきます。
他の宗教とは違う、仏教の寛容さがうかがえます。
日本古来の神は、仏法を守護する役割を担い、神仏は一緒に祀られるようになります。
これが「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」です。
平安時代中期には、神と仏や菩薩とを一体化する考えが進み、「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」が主流になり、神は仏や菩薩が衆生救済のために姿を変えて顕れたと考えられるようになります。
「本地垂迹説」の“本地”とは本来の姿ということで、“垂迹”とは仮の姿ということです。
こらは、聖武天皇が奈良の大仏建立の際、天照大神と大日如来が同じであるというお告げを受けたことが始まりという説があります。
こうした神を「権現(ごんげん)」と呼び、時宗では一遍上人が熊野権現の神託を受けた時を開宗としています(1274年)。
その後、鎌倉時代には神々の世界が仏教教理によって理論化されていき、室町時代には反対に仏教を神道に従属させる「反本地垂迹説」も登場します。
江戸時代には檀家制度により、仏教は庶民の冠婚葬祭に深くかかわるようになり、明治時代になると神仏分離という悲劇もありましたが、今日でも私たちは神と仏が隣に祀られているのをごく自然なことして受け入れています。
浄土門 時宗 光明寺
25/03/17
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本日は大阪市西淀川区、大正区の仏参でした。
日本には古来より自然の霊的な力を信仰する「神道」が存在しています。
“八百万の神(やおよろずのかみ)”といわれる崇拝対象は、自然物を神格化したもので、丁寧に祀ると恩恵を与えてもらえるが、ないがしろにすると祟りをこうむるとされていました。
仏教伝来当時には、もめごともありましたが、ほどなく仏教と神道は融合していきます。
他の宗教とは違う、仏教の寛容さがうかがえます。
日本古来の神は、仏法を守護する役割を担い、神仏は一緒に祀られるようになります。
これが「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」です。
平安時代中期には、神と仏や菩薩とを一体化する考えが進み、「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」が主流になり、神は仏や菩薩が衆生救済のために姿を変えて顕れたと考えられるようになります。
「本地垂迹説」の“本地”とは本来の姿ということで、“垂迹”とは仮の姿ということです。
こらは、聖武天皇が奈良の大仏建立の際、天照大神と大日如来が同じであるというお告げを受けたことが始まりという説があります。
こうした神を「権現(ごんげん)」と呼び、時宗では一遍上人が熊野権現の神託を受けた時を開宗としています(1274年)。
その後、鎌倉時代には神々の世界が仏教教理によって理論化されていき、室町時代には反対に仏教を神道に従属させる「反本地垂迹説」も登場します。
江戸時代には檀家制度により、仏教は庶民の冠婚葬祭に深くかかわるようになり、明治時代になると神仏分離という悲劇もありましたが、今日でも私たちは神と仏が隣に祀られているのをごく自然なことして受け入れています。
浄土門 時宗 光明寺
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